【乳がん】肺に影は、別のがんでした
「肺に影」は、別のがん…
それは、【乳がん】でした。
乳がんにたどり着くキッカケ
2019年8月、職場で健康診断を受けました。
2019年9月、肺に影あり、至急精密検査を受けてくださいとの指示がありました。
肺の精密検査を受けました。
異状はなく、むしろきれいだと言われました。
気になってる胸のしこりの検査を、お願いしました。
2019年10月、乳がんと診断されました。
2020年2月、乳がん全摘出手術を受けました。
結果、乳がんの種類は非浸潤がんで、“0”ステージと診断されました。
乳がん摘出手術をしてくださった先生、私の選択肢を聞き入れてくださり、ありがとうございました。お陰様で、いつも通りの生活を送っています。
しこりに気付いてから20年以上経過
マンモグラフィーやエコー検査では、乳がんがんのサイズはかなり大きくて(3cm~)、見た感じではステージ2~3くらいだろうと言われました。
はっきりしたことは、検査しなければ分からないらしいのです。
しこりは、17歳の時からありました。あの頃しこりはまだ小さくて、でも気になってはいたので、22歳の時に細胞検査を受けました。細胞の一部をとって、調べてもらうのです。結果、今のところは陰性だと言われました。
あれから22年、乳がんという割にはしこりの成長は遅く、悪い症状は特にありませんでした。
10年に1度のペースで、乳がん検診を受けました。いずれも陰性と言われ、胸をなでおろしたものです。
22年の間、結婚、出産を体験し、あわただしい時を過ごしました。
健康診断が自分を動かした
4年前から、健康診断に引っかかるようになりました。“肺に影あり”、経過観察。
年2回の健康診断で、必ず“肺に影あり、経過観察”が続きました。
気になるので、肺の精密検査を受けました。
結果、“異状なし”でした。
すると、昨年“経過観察”ではなく、“至急、肺の精密検査を受けてください”との通達が来ました。
すぐに肺の精密検査を受けました。
検査結果は、“異状なし”でした。
やっぱり胸のしこりだよね…。陰で現れるほどに大きくなったんだ…。
そう思い、胸の精密検査をお願いしました。
“乳がん”と診断されました。
長年、検査しては陰性だったので、
「悪性のしこりです。つまり、乳がんです」
という先生の言葉は、わたしの思い描いていた言葉を見事に裏切りました。
症状が何もなく、自分的にはいたって健康体だったので、なかなか信じられませんでした。
誤診じゃないの? 先生、大丈夫? なんてことまで思いました。
一応、手術に向かっての精密検査を、言われるがままに受けました。
検査は、刺したり、切ったりするので、麻酔を使っているとはいえ、辛いものがありました。
力仕事がメインなので、検査の日は休んで安静にすることを選びました。
自分は、どう“生きる”のか
精密検査を受けるたびに、体のダメージが心にダメージを与えるようになりました。
注射で刺されれば痛いし、細胞摂取のための針だと、なおさら痛みは長引きます。
2~3日で収まるとはいえ、だんだん検査の日が嫌になってきました。
普段健康なのに、病院へ行くたびに病人になって帰ってくるのです。
わたしは、どう生きたいの?
自問自答するようになりました。
この頃から乳がんと自分の人生について、真剣に考えるようになりました。
調べれば調べるほど、乳がん治療はなかなか過酷のように思いました。
0期のがんであっても、リンパ節を必ず切って細胞を摂取するというのです。
目的は、さらにがん細胞があるかどうかを調べるためです。
リンパ節切除についてのデメリットを調べました。
結果に差はあるものの、リハビリが大変であったり、むくみに悩まされたり、とありました。
後遺症が、少しなりとも残るんだ…と思いました。
今、元気でこんなに動けるのに、乳がんの手術後は今のように動けなくなり、そのことによって悩むようになるのは確実です。
わたしは考えました:
ーなぜ胸の精密検査を申し出てしまったのか
ー切らずに、このままで良いんじゃないか
もう一人の自分が考えます:
ー仮にこのまま放置するとして、しこりを無視できるの?
ーゆっくりながらも進行して、内臓に転移した時、絶対に後悔はしないの?
しこりは気になるし、転移したらきっと後悔する…。でも、リンパ節は傷つけたくないし…。
乳がん手術後の放射線療法や薬物療法も受けたくない…。
わたしの選択
わたしは、しこりをとるために乳房全摘出手術をお願いしました。
この時、リンパ節は絶対に触らないようにお願いしました。
リンパ節から細胞は摂取しないので、がんが他に潜んでるかは分からなくなりました。
でも、それでいいのです。
これまでも、しこりは気にしつつ生きてきましたが、体の不具合については、その時々で対応してきました。
これからも、
ー頭が痛いなら、頭痛薬を飲む
ー風邪をひいたなら、風邪薬を飲む
ー肩、腰がいたいなら、筋トレやストレッチをしてバランスを整える
ーがん再発したら、部分切除だけお願いする
ー末期だったら、緩和治療をお願いする
で対応していこうと、決意しました。
わたしは、今、乳房全摘出手術前と同じ仕事をし、動作に不具合もなく元気に過ごしています。
これからも、“今” を大切にして生きていきたいです。
先生、ありがとうございました。
●2023年3月(術後3年が過ぎました)→健康診断を受けてみた結果
普通に健康診断を受けてみた結果、何の問題もなく「健康」と診断されました。
肺の影も、きれいさっぱり無くなっていました。
やっぱり、3年前の「肺に影」は【乳がん】のしこりだったんだなぁと
改めて実感しました。
しこりを手術で取ったので、きれいになったわけです。
がん細胞はというと…
無くなったわっけではないので、
今後も体調管理に気をつけながら
毎日を大切に過ごしていきます。
●「健康に生きる」ためのマイルーティン
マイルーティン:
①腹筋、背筋の筋肉トレーニングを毎日20回→猫背にならない
②ストレッチ体操→猫背回復力増加!
③しわ取り体操→顔のしわが減ってきた…ような気がする
④ビタミンCを毎日欠かさず飲む→風邪ひかない
⑤外出る時は、必ずマスク着用→ウイルス性の病気になりにくい
⑥顔や目、鼻を触る前には手指をアルコール消毒→病気になりにくい
効果は…「ある」
寿命が短いことは自覚してるので、少しでも元気に
限界まで生きたい。
只今、元気中!