大正生まれの【おばあちゃん】

大正生まれの【おばあちゃん】はこんな感じ:

  • 物を大切にする
  • なんでも手作りできる
  • よく動く
  • ご近所付き合いを大切にする
  • お世話になったら必ずお返しをする
  • 家事全般に厳しい
大正生まれの【おばあちゃん】


おばあちゃんが20代の頃、

第二次世界大戦が終わって、

大変貧しかったそう。

日本全体貧しくて、

とにかく食べ物がなく、

ひもじい思いをしたという。

おばあちゃんは、

南米に移住して、

広い土地で暮らすことになった。

おばあちゃんはキャベツを育てた。

それは沢山。

おばあちゃんはニンジンを育てた。

これも沢山。

売るわけでもないのに。



何かを育てるたびに

量がとてつもなく多くて困った。

大正生まれの【おばあちゃん】



あの時は、何故だかわからなかったけど。

今は分かるような気がする。

戦時中、戦後に経験したひもじい思いや不安が

食べ物沢山確保!の行動に出たんだね。

現代は食べ物は沢山あるけれど

なぜか不安をぬぐえない…。

認知症になったわけではないけれど

作らずにはいられない…。

今ならゆっくり話が聞けたのかも…。

若かったあの頃

おばあちゃんとはケンカばかりだった

「そんなにキャベツ作る必要ない!

草取りなんかしたくない!」

なんて言ったりもした。

おばあちゃん、

学んだこと、いっぱいあった。

理解するには子どもすぎたあの頃。

布団作ったり、

浴衣作ったり、

味噌作ったり、

数えきれないほど学んだ。

おばあちゃん

ありがとう。

大正生まれの【おばあちゃん】

【おばあちゃん】の「干し芋作り」

【おばあちゃん】はサツマイモが

とれる時期になると

「干し芋作り」を開催した。

うちの庭一面に

切ったサツマイモが並べられた。

作り方は覚えてないが、

とにかく沢山サツマイモが並べられた。


しばらく経つと、

そのサツマイモは甘い香りを

漂わせるようになった。

うちは裕福ではなく、

おやつは無く、

3度の食事のみだったわたしは

とにかくお腹が空いていた

一口食べた「干し芋」

それは、とても美味しかった。

【おばあちゃん】がせっせと作っているそばから

孫はせっせとつまみ食い

しばらくすると気が付いた【おばあちゃん】

叱られました。


美味しかった、あの時の「干し芋」


おばあちゃん、ありがとう

「干し芋」には栄養がいっぱい!

ビタミンやミネラルが豊富に含まれているうえ、

食物繊維がたっぷりなので、ダイエットにおススメだとか。

干してるので味が凝縮していて、とっても甘いんですよ♪

✌(‘ω’✌ )三✌(‘ω’)✌三( ✌’ω’)✌
★つぶやき

あの頃のわたしは若かった。

高校卒業して、すぐに家を出た。

大学行きたかったからだ。

わたしが家を出る時

おばあちゃんが寂しそうに言った


「大学なんか行かないで、

こっちで結婚したほうが

幸せなんじゃないかい?」



おばあちゃんが亡くなってから

17年が過ぎた。

娘が成長するにつれて

あの時のおばあちゃんを思い出す。

おばあちゃん、本当は寂しかったんだなって…


邪険な態度をとってしまって申し訳ない…

ごめんね、おばあちゃん

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